【初心者向け】ゼロから教える『コンビナート夜景』オススメ設定|撮影方法
カメラ初心者さんの中には「夜景の撮影って難しそう…」って思っている方が多いですよね。
SNSとか広告で見る夜景写真はすごく綺麗で、スマホで撮った時と写りが全然違うので、
私も夜景を撮るまでは『絶対すごいテクニックを使っている‼︎』って思っていました…。
でも、夜景の撮り方を調べていくと、カメラの設定と撮り方さえ知っていれば、誰でも簡単に撮れることが分かりました。
例えばスマホで撮ったこの写真が・・・
ミラーレスカメラで撮影すると、
こんな感じの写真が、本当に簡単に撮れます。やることは、
- 事前にカメラの設定する
- カメラを安定したところ(三脚など)に置く
- 撮影時に液晶画面を見て、明るさを決める
たったこれだけ。
今回は、X-E4を使って解説していきます。富士フイルムのカメラなら他の機種でも基本的に操作は同じです。
『コンビナート夜景』の撮影に必要なもの
コンビナート夜景を撮影するのに必要なものは4つ。
- カメラ本体
- レンズ
- SDカード
- 三脚
※防波堤のコンクリートやクーラーボックスなど安定する場所が確保できれば、三脚がなくても撮れますが、
三脚を使った方が楽に構図を調整することができるので、1つあると便利です。
『コンビナート夜景』撮影用のカメラ設定
カメラの設定は下記の4項目です。
- ISO感度の設定
- F値(絞り)の設定
- 長秒時ノイズ低減をON
- カメラモードを『タイム撮影』モードにする
それでは、X-E4を使って順番に解説していきます!
ISO感度の設定
ISO感度の設定方法は「メニュー→撮影設定→感度」から変更することができます。
通常、暗いところではISO感度は3200〜6400と高めに設定をしますが、ノイズが発生しないように、ISO感度は低め(200)に設定します。
ISO感度にはAUTOがありますが、夜景の場合は「AUTO」ではなく「数値」を入れてください。
ISO感度:AUTOで夜景撮影すると、AUTOの上限ISO感度になってしまうため。
F値(絞り)の設定
絞りの値は、一般的に『F値(エフチ)』と呼んでいます。
F値を11にして、手前から奥までピントが合うようにする。
- F値が小さい(1.4 〜2.8)→ピントの合う範囲が狭い,背景をぼかしやすい
- F値が大きい(8〜13)→ピントの合う範囲が広い、手前から奥までピントが合う
F値を大きくする理由は、ピントの合う範囲以外にもう1つ理由があります。
それは、光芒(尾を引いている光のスジ)を作るためです。
光芒を作り出すにはは、F値を大きくすることが必須条件です。
長秒時ノイズ低減をON
コンビナート夜景を撮影する時には、シャッタースピードが10秒から30秒間で撮影します。
通常の撮影は4000分の1秒や320分の1秒と一瞬なのですが、夜景の撮影はシャッタースピードは長い時間になります。
シャッタースピードが長くなると、特有のノイズが発生するので、それを抑えるために「長秒時ノイズ低減」をONにします。
MENU/OKボタンを押して、画質設定画面に
長秒時ノイズをONにする。
カメラモードを『タイム撮影』モードにする
カメラのモードダイヤルを「T」に合わせるとタイム撮影モードになります。
タイム撮影とは、シャッタースピードを指定することができます。指定した時間の間、シャッターを開けることができます。
カメラの設定は一通り終わりました。お疲れ様でした!
『コンビナート夜景』の撮影方法
まずは、カメラを安定した場所にセットします。
X-E4のオートフォーカスは非常に優秀なので、手動でピント合わせの微調整は必要ありません。
液晶画面上で画面は荒いですが、明るさが確認できるので、好みの明るさに、シャッタースピードの時間を調節します。
シャッタースピードの決め方は、はじめに「10”」、次に「20”」、「30”」と好みの明るさを見つけてください。
F値は11、シャッタースピードは10秒で撮影しましたが、少し暗いですね。
F値11のままで、シャッタースピードは30秒で撮影したら、だいぶ明るくなりました。
こんな感じで調整していきます。
長秒時ノイズ低減をONにすると、
例)シャッタースピード30秒なら、シャッタースピード30秒と長秒時ノイズ低減30秒と約1分間撮影に時間がかかります。
長秒時ノイズ低減をONにしたら、シャッタースピードのおよそ2倍の時間がかかることを覚えていてください。
富士フイルム公式アプリ 「Cam Remote」の準備
もし、シャッターボタンを押した時に、ブレを起こしてしまうなら手で押すと、ブレを起こす原因になるので、アプリを使ってスマホとカメラを連動させて、スマホ側からシャッターを押す指令が出せます(リモートレリーズモード)。
作例紹介
今回使用したミラーレスカメラX-E4が気になる方は、【購入レビュー作例付き】軽量コンパクトな『FUJIFILM X-E4』毎日持ち歩きたくなる4つの理由で詳しく書いているので、よければのぞいてください。
まとめ
コンビナート夜景を撮影するのに必要なものは4つです。
- カメラ本体
- レンズ
- SDカード
- 三脚
※三脚はなくてもできるけど、持っていた方が格段に撮影が楽になります。構図が決めやすい。
『コンビナート夜景』撮影用のカメラ設定
- ISO(イソ)感度は「200」
- F値(絞り)は「11」
- 長秒時ノイズ低減を「ON」
- カメラモードを「タイム撮影(B)」モードにする
もし、シャッター押しブレを防ぐなら、富士フイルム公式アプリ 「Camera Remote」がオススメです。
無料で使えて、スマホとの画像の受け渡しなどにも対応しているので、まだダウンロードしたことない人はぜひ使ってみてください。
『コンビナート夜景』をテーマに解説しましたが、ビル街や橋の夜景なども同じ撮影方法で綺麗に撮ることができるので、ぜひ夜景撮りにチャレンジしてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。