【富士フイルム ミラーレスカメラ】背景をボカした写真を撮る4つのステップ

ミラーレスカメラが欲しい理由って、
- 望遠レンズを使って遠くのものを写したい
- 動いているものをブレずに撮りたい
- 夜景を綺麗に撮りたい
多くの理由がありますが、一番は『背景をボカした写真を撮りたい!!』ではないでしょうか。
今回の記事では、実際にFUJIFILM X-E4を使って、背景をボカす方法について紹介していきます。
富士フイルムのミラーレスカメラって他のメーカーと見た目が違うから使いこなすのが難しそうって思われるかもしれませんが、
この記事を読むことによって、誰でも簡単に『背景をボカした写真』が撮れるようになります。
富士フイルムのミラーレスカメラは基本的な操作は似ているので、X-E4以外の機種をお使いの方にも参考になると思いますので、ぜひ参考にしてください。
事前準備:背景がボカしやすいカメラを選ぶ
スマホで撮った写真って、遠くから近くまでクッキリと写るので、「背景をボカした写真」は撮れませんよね。
この理由はカメラのセンサーが小さいから。
カメラのセンサーとは、画質の良さに影響を与える超重要部品。人間の目で言うと「網膜」に当たります。

ボケの大きさは、カメラセンサーの大きさによって変わり、
センサーサイズにはいくつか種類があって、スマホ用カメラのセンサーってすごく小さいんです。

カメラのイメージセンサーには、センサーの大きさによって名前が付けられています(フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズなど)
背景をボカすためには、大きいセンサーサイズのミラーレスカメラを選ぶことがポイントです。
そして、富士フイルムのミラーレスカメラにはAPS-C規格という大きなセンサーが搭載されているので、背景がボカしやすくなります。
少し前置きが長くなりましたが、実際に撮影していきましょう!
絞りの値(F値)を小さくする
絞り優先モードに設定する
カメラのモードを「絞り優先」モードに設定します。
絞り優先の設定方法は簡単です。
絞り優先モードは「A」で表されているので、白い線に「A」を合わせる。
- 「P」はプログラムモードで、明るさを決めることができるモード
- X-E4のダイヤルにある数字(4000,2000,1000,500•••)は、シャッタースピード(◯◯○○分の1)を表しています

絞り値を小さくする
ボケの大きさは絞りの値によって決まります。絞りの値は、一般的に『F値(エフチ)』と呼んでいます。

使用するレンズに絞りを調節する「絞りリング」がある場合は、F値を小さい数字にリングを回転させます。
今回はXF35mm F2 R WRを装着しているので、F値の最小である「2」に回転させます。
では、実際にF値(絞りの値)を変化させてみましょう。今回使用するカメラは富士フイルム X-E4です。
下の撮影状況は、2体のフィギュアとカメラの位置は変えず撮影しています。F値も同じ値で撮影しています。




背景をボカしたいなら、絞りの値(F値)は最も小さな値にすること
主役に近づく
主役(撮影したいもの)に近づくことで、背景のボケる量を大きくすることができます。
下記の写真の撮影状況は、2体のフィギュアの距離は変えずに、カメラと主役の距離を変えて撮影しています。


どちらも黄色い怪獣(ブースカ)にはピントが合っていますが、後ろのロボット(セブンガー)は被写体に近づいたときのみ背景がボケています。


撮影の様子。
背景ボケを作りたい時には、主役に近づくことで背景をボカすことができます。
主役と背景の距離を離す
主役と背景の距離が離れるほど、ボケる量は大きくなります。
続いての撮影状況は、カメラと主役の距離はそのままで、2体のフィギュアの距離を変えて、撮影しています。


2枚の写真を比較すると、被写体と背景を離して撮影した写真の方がボケている


背景をよりボケさせたいなら、主役と背景がを離れるようにしましょう。
ズームレンズなら、望遠側にセット
ズームレンズを利用する時には、一番ズームした望遠側で撮影することで、大きな背景ボケを作ることができます。
下の撮影状況は、2体のフィギュアとカメラの距離は変えずに、焦点距離を変えて撮影しています。F値も同じ値で撮影しています。


ロボットのボケている量が全然違うことが分かりますよね。
焦点距離の長いレンズ=一番ズームした状態で撮影することで、より大きな背景ボケを作ることができます。
トラブル時の対応方法について
よくある困りごとは2つです。
- 撮影した写真が暗い
- 撮影した写真がブレている
撮影した写真が暗いなら、明るさを調整しよう
もし、撮影していた写真を確認しているときに・・・

このように撮影画像が暗い時には、露出補正ダイヤルを使うことで明るさが調整できます。
やり方は簡単で、絞り優先モード「A」に設定して、露出補正ダイヤルを回すだけ。

明るさのダイヤルは+3〜ー3まで調節できます。
- 明るくしたいなら、明るさを+側(プラス側)
- 暗くしたいなら、明るさをー側(マイナス側)
明るさのダイヤルを+2に合わせると•••

明るさダイヤルを調整することで、ちょうど良い明るさで写真が撮れました。
撮影した写真がブレるなら、ISO感度を上げてみる
撮影した画像がブレてしまった!!

この原因は室内の明るさが原因です。
明るさが足りないと、シャータースピードが遅くなり、ブレてしまいます。
その対策は、ISO感度を上げること。ISOはイソと呼びます。
ISO感度とは、光の感じるレベルのことで、ISO感度の数字を上げることで、明るく撮れるようになります。
ISO感度の設定方法は「メニュー→撮影設定→感度」から変更することができます。
下記の写真はISO感度を400→3200に変更することによって、ブレのない写真を撮れました。

もし、通常のISO感度の設定方法だと、設定までにボタンを何回も押さないといけないので、手間を省くためにカスタム設定がオススメです。

カスタム設定をしておくと、赤丸ボタンを1回押すと、ISO感度を変更することができます。
ISO感度のおすすめ
- 基準ISO感度:160
- 上限ISO感度:6400
- 低速シャッター限界:1/250
※ブレが発生する場合は、低速シャッター限界を1/400もしくは上限ISO感度を12800に変えてみてください。
カスタム設定の具体的な方法は、【初心者向け】富士フイルム おすすめカスタム設定方法を参考にしてください。
ボケを作りやすいオススメのレンズ
ボケを作りやすいレンズの特徴は、
- 焦点距離が長いレンズ(レンズ名のXF〇〇mm F△.△なら、〇〇が大きい)
- F値が小さいレンズ(レンズ名のXF〇〇mm F△.△なら、△.△が小さい)
ですが、焦点距離が長くなると、写る範囲(画角)が狭くなってしまうので、おすすめはF値が小さいレンズです。
F値が小さいレンズならズームレンズよりも単焦点レンズがおすすめです。
単焦点レンズはズームができないレンズですが、一般的にズームレンズよりもF値が小さいものが多く、コンパクトなレンズが多いので、ボケを作るならおすすめです。
ボケを作りやすい富士フイルムのオススメの単焦点レンズはこちら!
まとめ
今回の記事では、背景のボカし方について解説しました。
- 絞りの値(F値)を小さくする
- 被写体に近づく
- 被写体と背景の距離を離す
- ズームレンズなら、一番ズームした状態にする
カメラを始めた頃は、F値を小さくし忘れたり、ズームしなかったりで「あれ!?全然ボケてない•••」ということがよくありました。
いきなり全てのことをやるのは難しいですが、何度も撮影するうちに体が自然と背景ボケの作り方を覚えていきます。
これができれば、撮影の表現できる幅が広がり、カメラの撮影が10倍楽しくなります!それまで何度もこちらの記事を見て、背景ボケの作り方をマスターしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!