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【レビュー】タムロン 11-20mm F2.8 Di III-A RXD [フジフイルム Xマウント用]

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記事内に商品プロモーションを含む場合があります

タムロンから新たにXマウント用の大口径超広角ズームレンズが発売されました。

35mm換算値16.5mm〜30mmなので、スマホでは撮れない『空の広がりや奥行き』を表現できるようになります。

室内の空間を広く写したい方や手持ちでの自撮り撮影にもおすすめです。

本記事では、タムロン 11-20mm F2.8 Di III-A RXD [フジフイルム Xマウント用]を実際に使ってみて感じたメリット・デメリットや作例を紹介しています。

メリット
デメリット
  • 大口径超広角ズームレンズでありながら軽量なレンズ
  • 高速で精度の高いピント合わせ
  • 寄れてボカせる使い勝手が高い
  • SONY Eマウント用同シリーズよりも価格が高い
  • レンズの鏡筒が少し太め

タムロン11-20mm F2.8 Di III-A RXDの概要

タムロン11-20mm F2.8 Di III-A RXDの表記

tamron(タムロン) 11-20mm F2.8 Di III-A RXDの表記について簡単に説明します。

表記内容
Di III-AAPS-C用ミラーレス専用レンズ対応
RXDステッピングモーターユニットによるAF駆動で、高速で精度の高いAFが可能

実際に使用してもAFの駆動音はほとんど聞こえませんし、動画撮影をしてもAF音が入ることはありません。

タムロン11-20mm F2.8 Di III-A RXDの外観

鏡筒の質感は、タムロンらしいマットでサラサラした触感で握りやすい。

タムロン11-20mm F2.8 Di III-A RXDは中国製。

レンズのフィルター径は67mmです。

多くのXマウント用タムロン製レンズは67mmで統一されているので、レンズキャップやフィルターが使いまわせるので便利。

簡易防滴構造が備わっているので、急な雨が降ってきても安心してカメラを使用することができます。

小雨が降るなかで使用しても問題はありませんでした。

タムロン11-20mm F2.8 Di III-A RXDは、ズームレンズを伸ばしたときに広角側の11mmになり、縮めたときに望遠側の20mmになる仕様。

伸ばしたときに広角になるズームレンズは初めての経験ですが、非常に使い勝手が良い

基本的に20mmで撮影し、たまに11mmで広角撮影する私の撮影スタイルに合っています。

レンズのマウント部は金属製です。

大口径超広角ズームレンズでありながら、重さは335gで持ち運びしやすい軽量な設計。

X-H2とのバランスは非常に良好です。

X-E4との組み合わせでは、レンズが大きく感じるかも。

タムロン 11-20mm F2.8 Di III-A RXDのスペック

レンズ構成10群12枚
焦点距離11-20mm
開放絞りF2.8
最短撮影距離広角:15cm 望遠:24cm
最大撮影倍率0.25倍(W端)
最大径×長さ73×86.5 mm
重量335g
フィルター径67mm

タムロン 11-20mm F2.8 Di III-A RXDのメリット

タムロン11-20mmF2.8のメリット
  • 大口径超広角ズームレンズでありながら軽量なレンズ
  • 高速で精度の高いAF(オートフォーカス)
  • 寄れてボカせる使い勝手が高い

大口径超広角ズームレンズでありながら軽量なレンズ

タムロン11-20mm F2.8 Di III-A RXDは、超広角撮影できるズームレンズながら、わずか350g弱という驚きの軽量設計。

レンズの軽さは、まさに正義です。

1日中持ち歩きながら撮影しても、手にかかる負担が少なく快適でした。

タムロン11-20mm F2.8 Di III-A RXDは超広角ズームレンズで、その軽量性から建物観光の旅行には欠かせないレンズとなっています。

高速で精度の高いAF

AF駆動にはステッピングモーターユニットRXDを搭載しているので、満足のAF性能で快適に撮影することができます。

初めは純正レンズではないため、心配していましたが、このレンズは信頼性も高く、純正に劣らない性能を発揮してくれます。

タムロン11-20mm F2.8 Di III-A RXDは、暗くてAFが迷ってしまいそうなシーンでも、しっかりとピントを合わせることができます。

寄れてボカせる使い勝手が高い

開放F値が2.8であるとはいえ、超広角ズームレンズのため、背景のボケ感が弱いのではないかと思っていました。

しかし、実際に使ってみると、十分なボケ感を得られました。

このレンズの強みであるF値2.8通しと近距離撮影によって、背景の美しいボケも実現できます。

タムロン 11-20mm F2.8 Di III-A RXDのデメリット

  • SONY Eマウント用同レンズよりも価格が高い
  • レンズの鏡筒が少し太め

SONY用の同シリーズよりも価格が高い

現在、タムロン公式オンラインショップでは、

SONY用のタムロン 11-20mm F2.8 Di III-A RXDが88,000円、フジフイルム用が105,600円と、差額17,600円の価格差が見られます。

SONY用は販売開始から1年以上が経過しているため、価格の違いが生じているのかもしれません。

もちろん、さまざまな要因が価格設定に影響を与えることを理解していますが、

同じシリーズのレンズとして、できれば価格差がない方がユーザーとしては選びやすいと感じます。

レンズの鏡筒が少し太い

私が普段よく使用するシグマ 18-50mmF2.8 DC DNと比べると、タムロン 11-20mm F2.8 Di III-A RXDはレンズ鏡筒が太く感じてしまいます。

特にコンパクトモデルのX-E4と合わせると、鏡筒の太さが多少気になります。

ちなみにX-HシリーズやX-Tシリーズなら太さが気になることはあまりないと思います。

XF10-24mmF4 R OIS WRとどっちがおすすめ?

タムロン 11-20mm F2.8 Di III-A RXDを検討している方の中には、純正レンズXF10-24mmF4 R OIS WRと迷われている方も多いのではないでしょうか?

そこで両者のスペックをまとめました。

製品名タムロン 11-20mm F2.8 Di III-A RXDXF10-24mmF4 R OIS WR
焦点距離11-20mm10-24mm
開放絞りF2.8F4.0
最短撮影距離広角:15cm 望遠:24cm24cm
最短撮影倍率0.25倍(W端)0.16倍
最大径×長さ73×86.5 mm77.6mm×87mm
重量335g385g
フィルター径67mm72mm

XF10-24mmF4 R OIS WRは、純正レンズとしての安心感と富士フイルム特有の色味が魅力です。

一方、タムロン 11-20mm F2.8 Di III-A RXDは、開放のF2.8やコンパクトなサイズ感が際立っています。

約3万円の価格差とF2.8の明るさを考慮すると、個人的にはタムロン 11-20mm F2.8 Di III-A RXDを推奨します。

タムロンの色味が気になる方は作例紹介を参考にしてください。

作例紹介

FUJIFILM X-H2とタムロン 11-20mm F2.8 Di III-A RXDとの組み合わせで撮影した作例(色味の加工なし)です。

まとめ

本記事では「【レビュー】タムロン 11-20mm F2.8 Di III-A RXD [フジフイルム Xマウント用]」について書きました。

メリット
デメリット
  • 大口径超広角ズームレンズでありながら軽量なレンズ
  • 高速で精度の高いピント合わせ
  • 寄れてボカせる使い勝手が高い
  • SONY Eマウント用同シリーズよりも価格が高い
  • レンズの鏡筒が少し太め

はじめての広角ズームレンズを選ぶなら、扱いやすい焦点距離とF2.8通しという理由から「タムロン 11-20mm F2.8 Di III-A RXD」はおすすめです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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ブログ運営者:カルビー
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カメラが大好きな一児の父です。 カメラが趣味になって10年以上、今までに100万円以上はカメラに費やしてきました。 その経験を活かしつつ、ブログを書いていきます。
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