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【富士フイルム】Xマウントのおすすめ望遠レンズ10選紹介

Xマウント用おすすめ望遠レンズのアイキャッチ画像
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富士フイルムのミラーレスカメラが気になっている、もしくはすでに持っている人で、

『望遠レンズが欲しいけど、どれを買ったらいいかわからない』と悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

そこで、今回は富士フイルム歴10年の経験を活かして、Xマウントのおすすめな望遠レンズを紹介していきます。

  • スポーツ観戦で使いたい
  • 子供の運動会で撮影の失敗をしたくない
  • ディズニーランドに持って行きたい
  • 背景をボカした写真を撮りたい
  • 野鳥を撮りたい

このような方に向けて本記事を書きました。

10本の望遠レンズを紹介していくので、ぜひレンズ選びの参考にしてみてください。

富士フイルムのミラーレスカメラについて

富士フイルムのミラーレスカメラを大きく分けると「Xシリーズ」「GFXシリーズ」の2種類があります。

  • 小型・軽量かつ『高画質』を追求したのが「Xシリーズ」
  • 写真の画質を最大限追求したのが「GFXシリーズ」
シリーズ名XシリーズGFXシリーズ
画質良い最高
携帯性コンパクト大きい
カメラ価格約10万円〜約40万円〜
ユーザー層初心者〜
プロ写真家
プロ写真家

この記事は、カメラ初心者〜アマチュアの方に向けて書いているので、今回は富士フイルムの「Xシリーズ」の望遠レンズについて紹介しています。

富士フイルム(FUJIFILM)のレンズの特徴

  • 軽量でコンパクトが多い
  • 美しい色味の写真が撮れる
  • 絞りリングがレンズ本体に付いている(一部例外あり)

それでは順番に紹介していきます。

軽量でコンパクトなモデルが多い

富士フイルムのXシリーズは、高画質と携帯性を両立したイメージセンサーを採用しています。(センサーサイズについて詳しく知りたい方はこちらの記事がオススメです。)

そのため、カメラ本体だけでなくレンズも小型化することができます。

一般的に、望遠レンズやF値の小さなレンズは大型化されることが多いのですが、Xマウントのレンズなら持ち運びしやすいサイズ感になっています。

美しい色味の写真が撮れる

富士フイルムのミラーレスカメラの特徴は「写真の色味の良さ」です。

木々の緑や子供の肌の質感など非常に美しく表現することができます。

XF50140mmF2.8RLMOISWRの作例

通常、写真編集ソフトを使って自分好みの色味に編集作業が必要になることが多いのですが、富士フイルムのミラーレスカメラなら”撮ったままの写真”をそのまま使うことができます。

xe4作例

その良さを活かすことができるのが『富士フイルム(FUJIFILM)のレンズ』です。

絞りリングがレンズ本体に付いている

xf35mmf2rwrの外観写真

富士フイルムの多くのレンズは、絞り(F値)を調整する絞りリングが付いています。

絞りリングを回転させることで、遠くから近くまでクッキリさせたり、背景をボカしたり、ピントの合う範囲を直感的に操作ができます。

撮影前に絞り値を確認できるというメリットだけでなく、『自分でカメラを操作している実感』があり、写真撮影を楽しくしてくれます。

レンズの機能と表記

富士フイルムの交換レンズには、名前にレンズ機能が表記されています。以下が一例です。

富士フイルムの交換レンズの名称
  • R・・・絞りリング
  • LM・・・リニアモーター
  • OIS・・・手ブレ補正機能
  • WR・・・防塵防滴機能

「LM」リニアモーターとは

LM(リニアモーター)によって、静かで高速で正確なAFを行うことができます。

そのため、カメラで動画撮影をしたい方にとっては「LM」は重要なポイントです。

「WR」防塵防滴機能とは

WR(防塵防滴機能)は、防塵防滴機能の付いたカメラボディと組み合わせることによって、雨や埃の舞うシーンでも安心して撮影することができます。

富士フイルムのカメラボディの中で防塵防滴機能は、X-Tシリーズ,X-PROシリーズ,X-Hシリーズが対応しています。

天気が急変する時にも対応できるので、山登りやアウトドアが趣味な方にオススメのレンズです。

Xマウント望遠レンズまとめ

レンズ名XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR
XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
XC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIの外観XC50-230mm F4.5-6.7 OIS II
XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WRの外観画像
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WRXF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR
XF56mm F1.2 Rの外観
XF56mm F1.2 R

XF56mm F1.2 R WRの外観XF56mmF1.2 R WR

XF90mmF2RLMWRの外観

XF90mmF2
R LM WR

タムロン18-300mm F3.5-6.3Di III
シグマ 56mm F1.4 DC DN

SIGMA 56mm F1.4 DC DN
レンズ構成12群17枚16群23枚10群13枚14郡21枚17群24枚8群11枚8群13枚8群11枚15群19枚6群10枚
焦点距離70-300mm50-140mm 50-230mm100-400mm150-600mm56mm56mm90mm 18-300mm56mm
開放絞りF4-5.6F2.8F4.5-F6.7F4.5-F5.6F5.6-F8F1.2F1.2F2F3.5-6.3F1.4
最小絞りF22F22F22F22F22F16F16F16F22F16
最短撮影距離0.83m1m1.1m1.75m2.4m0.7m0.5m0.6m15cm50cm
最大撮影倍率0.33倍(望遠)0.12倍(望遠)0.2倍(望遠)0.19倍(望遠)0.24倍(望遠)0.09倍0.14倍0.3倍0.5倍0.14倍
手ぶれ補正
最大径×長さ
(mm)
75mm×132.5mm
(広角)
75mm×205.5mm
(望遠)
82.9mm×175.9mm69.5mm × 111mm(広角)
69.5mm x 177mm(望遠)
94.8mm × 210.5mm(広角)
94.8mm x 270mm(望遠)
99mm×314.5mm73.2mm×69.7mm79.4mm×76mm75mm×105mm75.5mm×125.8mm
(広角)
66.5mm × 59.8mm
重量580g995g375g1,375g1,605g405g445g540g620g280g
フィルター径67mm72mm58mm77mm82mm62mm67mm62mm67mm55mm

Xマウント用おすすめ望遠レンズ10選

富士フイルムのミラーレスカメラに装着できる『Xマウント用おすすめ望遠レンズ』は以下の10本です。

おすすめ望遠レンズ①|XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR

体育館などの屋内で使用予定でおすすめなのが「XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR」です。

XF70-300mmF4-5.6RLMOISWRの外箱

価格は富士フイルム公式サイトで税込116,050円、焦点距離は35mm換算値105mmから450mm相当。

サイズは75mm×132.5mm、重量は580gなので、望遠レンズの中では軽量なレンズです。

高倍率ズームレンズでありながら、富士フイルムらしい色乗りの良い写真を撮ることができます。

XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRの作例

薄暗い状況でも素早く正確にピント合わせが可能なので、朝から夜までの1日中を通して安心して使うことができるレンズです。

XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRの良い点

・富士フイルムらしい色乗りの良い写真が撮れる
・AFの精度・スピードが早い
・手ぶれ補正機能付き
・コンパクト設計で軽量
・防塵・防滴構造
・ズームロックスイッチ付き

こちらのレンズが気になる方は「【購入レビュー】FUJIFILM XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR|作例紹介つき」を参考にしてください。

おすすめ望遠レンズ②|XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR

富士フイルムの大三元レンズの望遠ズームレンズ「XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」です。

XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR

価格は富士フイルム公式サイトで税込232,100円、焦点距離は35mm換算値75mmから210mm相当。

鳥の撮影や競技場での撮影には向かず、ポートレート(人物)撮影や狭い運動場(幼稚園など)での撮影シーンで活躍するレンズです。

サイズは82.9mm×175.9mm、重量は995gなので、正直大きくて重たいです…

ですが、XF50-140mmF2.8 R LM OIS WRで撮った写真は色乗りが良くてシャープな写りをします。

自分の撮影レベルが上がったと勘違いしてしまう望遠レンズです。

また絞りを開ける(F値2.8)と、ボケ感のあるふんわりとした柔らかい雰囲気で、人物や花などを撮ることができます。

XF50-140mmF2.8 R LM OIS WRの良い点

・単焦点並みの描写性能
・解放F値2.8通しなので、明るくてボケを作りやすい
・AFの精度・スピードが早い
・防塵・防滴構造

関連記事:大三元レンズ|望遠ズーム「フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」レビュー【作例紹介付き】

おすすめ望遠レンズ③|XC50-230mm F4.5-6.7 OIS II

富士フイルム純正望遠レンズの中でもっともお値打ちに購入することができるのが「XC50-230mm F4.5-6.7 OIS II」です。

価格は富士フイルム公式サイトで税込46,750円、焦点距離は35mm換算値75mmから345mm相当。小学校などの運動会で使用することができる焦点距離です。

X-S10+XC50-230mmF4.5-6.7 OIS IIの作例

サイズは69.5mm × 111mm、重量は375gなので、非常に軽量な望遠レンズです。

X-E4+XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II

富士フイルムのXシリーズのレンズには、XFレンズとXCレンズがあります。

XCレンズの特徴として、コストカットによってXFレンズよりも安価で購入することができます。

例えば、カメラ本体との装着部分であるマウント部の素材に違いがあります。

富士フイルムの金属マウントとプラマウントの違い
左のレンズがXFレンズ(マウント部が金属製),右のレンズがXCレンズ(マウント部がプラスチック製)

XC50-230mm F4.5-6.7 OIS IIの良い点

・コンパクト設計で軽量
・明るいところでAFの精度・スピードが早い
・お値打ちに購入できる
・手ぶれ補正機能付き

お値打ちに購入したい方はこちらの記事「【コスパ最強】フジノンレンズ XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II購入レビュー」を参考にしてください。

おすすめ望遠レンズ④|XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR

富士フイルムの超望遠ズームレンズ「XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR」です。

XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WRの外観画像
画像引用:カメラのキタムラ公式HP

価格は富士フイルム公式サイトで税込275,500円、焦点距離は35mm換算値150mmから600mm相当。

サイズは94.8mm × 210.5mm(広角),x 270mm(望遠)、重量は1,375gです。

XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRの良い点

・幅広い焦点距離に対応して撮影することができる
・コンパクト設計で軽量
・手ぶれ補正機能付き・防塵・防滴構造

おすすめ望遠レンズ⑤|XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR

野生動物を画角に大きく撮りたいなら「XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR」です。

XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WR
画像引用:カメラのキタムラ公式HP

価格は富士フイルム公式サイトで税込290,400円、焦点距離は35mm換算値225mmから900mm相当。

広角側が225mmなので、旅行やスナップ撮影には不向きなレンズで遠くのものを写すことに特化したレンズです。

サイズは99mmx314.5mm、重量は1,605gなので、大きいレンズです。

インナーズームと呼ばれる「ズームしても伸びないレンズ」なので、大きくても扱いやすいレンズとなっています。

XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WRの良い点

・35mm換算値900mmまで撮影することができる
・野生動物を撮影するのに向いている
・手ぶれ補正機能付き
・防塵・防滴構造

おすすめ望遠レンズ⑥|XF56mm F1.2 R

大口径レンズのボケ感のある写真を撮りたいなら「XF56mm F1.2 R」がオススメです。

XF56mmの外観

現在は、「XF56mmF1.2 R WR」という後継モデルが販売されていますが、個人的に今でも大好きなレンズの1つです。

価格は税込8万円台、焦点距離は35mm換算値85mm相当。単焦点レンズなので、ズームすることができないレンズです。

X-E4にXF56mm F1.2 Rを装着した写真

サイズは73.2mm×69.7mmmm、重量は405gなので、持ち運びのしやすいサイズ感で使いやすいレンズです。

X-E4にXF56mm F1.2 Rで撮影した像

XF56mm F1.2 Rは『コッテリとした色表現』が特徴。

X-E4にXF56mm F1.2 Rで撮影した女性

富士フイルムのXシステムの初期の頃のレンズが好きな方にはたまらない単焦点レンズです。

XF56mm F1.2 Rの良い点

・コッテリとした色味の写真が撮れる
・ボケを活かした写真が撮れる
・写真を撮っていて楽しさを感じるレンズ

関連記事「ポートレート撮影なら必須級レンズ!!『フジフイルム XF56mm F1.2 R』購入レビュー

おすすめ望遠レンズ⑦|XF56mmF1.2 R WR

続いては、先ほど紹介したXF56mm F1.2 Rの後継モデル「XF56mmF1.2 R WR」です。

XF56mm F1.2 R WRの外観
画像引用:カメラのキタムラ公式HP

価格は富士フイルム公式サイトで税込145,200円、焦点距離は35mm換算値85mm相当。

サイズは79.4mm×76mmmm、重量は445gなので、XF56mm F1.2 Rよりも少しだけ大きくなっています。

2022年以降に発売されている単焦点レンズはどれも非常にシャープで写りの良いレンズで「XF56mmF1.2 R WR」もそのうちの1つです。

XF56mmF1.2 R WRの良い点

・ボケ感を出しつつ、ピント面はシャープな写り
・きれいな円形ボケを作りたい
・防塵・防滴構造機能付き

関連記事:「【作例付き】XF56mm F1.2 R WR 購入レビュー|高画素対応の2代目ポートレートレンズ

おすすめ望遠レンズ⑧|XF90mm F2 R LM WR

富士フイルムのポートレート用レンズといえば「XF90mm F2 R LM WR」です。

価格は富士フイルム公式サイトで税込138,050円、焦点距離は35mm換算値135mm相当。

サイズは75mm×105mm、重量は540gなので、望遠レンズの中では軽量なレンズです。

被写体を浮き出るような立体感のある写真を撮ることができます。

AF機構はLM(リニアモーター)を採用しているので、高速で正確なピント合わせが可能になっています。

XF90mmF2 R LM WRの良い点

・被写体が浮き出るような立体感のある写真が撮れる
・とろけるようなボケ表現できる
・防塵・防滴構造機能付き

関連記事「XF90mmF2 R LM WR購入レビュー|ポートレート撮影なら絶対手に入れたい大口径望遠レンズ

おすすめ望遠レンズ⑨|タムロン18-300mm F3.5-6.3Di III-A VC VXD

Xマウント初の超高倍率ズームが「タムロン18-300mm F3.5-6.3Di III-A VC VXD 」です。

タムロンはレンズメーカーで、富士フイルム用のレンズだけでなく、NikonやキヤノンやSONY用などのレンズを販売しています。

価格は税込8万円前後、焦点距離は35mm換算値27mmから450mm相当。

サイズは75.5mm×125.8mm、重量は620gなので焦点距離の幅広さから考えると、すごいレンズです。

最短撮影距離は15cmなので、簡易マクロ撮影も可能です。

タムロン18-300mm F3.5-6.3Di III-A VC VXD の良い点

・超高倍率ズームで広角から望遠までなんでも撮れる
・最短撮影距離15cmまで寄れる
・手ぶれ補正機能付き
・簡易防塵・防滴構造

関連記事:【購入レビュー】タムロン 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (富士フイルム用)|作例紹介付き

おすすめ望遠レンズ⑩|SIGMA 56mm F1.4 DC DN

単焦点望遠レンズでもっともお値打ちに購入することができるのが「SIGMA 56mm F1.4 DC DN」です。

価格は税込45,000円前後、焦点距離は35mm換算値85mm相当。

サイズは66.5mm × 59.8mm、重量はわずか280gで非常に軽量コンパクト化されたレンズです。

開放F値が1.4なので、背景ボケや前ボケを活かした写真を簡単に撮ることができます。

シグマのレンズの特徴として、非常にシャープな写りをするので、シャキッとした写りが好みの方はぜひ検討してみて下さい。

SIGMA 56mm F1.4 DC DNの良い点

・F1.4の大口径単焦点レンズ
・コストパフォーマンスに優れている
・軽量コンパクトで持ち運びしやすい

シーン別おすすめ望遠レンズ

シーン別でおすすめの望遠レンズを紹介していきます。

スポーツ観戦で使いたい

野鳥を撮りたい

子供の運動会で撮影の失敗をしたくない

ディズニーランドに持って行きたい

背景をボカした写真を撮りたい 

まとめ

本記事ではXマウント用のオススメ望遠レンズについて書きました。

今回紹介した望遠レンズは以下の10本です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

関連記事:【2023年度版】富士フイルムの人気ミラーレスカメラ徹底比較!!