富士フイルムのミラーレスカメラを使っていて、ズームレンズの次に買うべきレンズを迷っていませんか。
富士フイルムのXシステムは、高性能レンズが豊富にラインナップされているので、どれを選んだら良いのか難しいですよね。
そこで今回は、初めての単焦点レンズとしてオススメな「XF23mm F2 R WR」についてレビューしていきます。
最初に結論ですが、『XF23mm F2 R WRは、常用(付けっぱなし)レンズとして、とても優秀なレンズです』
カルビー
これまでに富士フイルムのレンズを10本以上購入してきた経験から、XF23mm F2 R WRのメリットだけでなくデメリットについて紹介していきます。
もし、富士フイルムのレンズがどんなものかあるのか探しているならこちらの記事「【2022年度版】『富士フイルム Xマウントレンズ』おすすめ10選|作例紹介付き」を参考にしてみてください。

XF23mm F2 R WRの概要
XF23mm F2 R WRの外観
まずは、XF23mm F2 R WRの外観を見ていきましょう。


先端が細くなっているタイプです。第一印象は非常にコンパクトなサイズ感です。
XF23mm F2 R WRのスペック
レンズフィルター | 6群10枚 |
焦点距離 | 23mm |
開放絞り | F2 |
最小絞り | F16 |
最短撮影距離 | 22cm |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
最大径×長さ | 60mm×51.9mm |
重量 | 180g |
フィルターサイズ | 43mm |
XF23mm F2 R WRの付属品
- レンズフロントキャップ
- レンズリアキャップ
- レンズフード
- ラッピングクロス
XF23mm F2 R WRをカメラに装着した様子



XF23mm F2 R WRの良いところ
XF23mm F2 R WRのメリットは以下の通りです。
- ちょうど良い画角で、どこでも使えるレンズ
- 軽くて小さくて携帯性に優れているレンズ
- ピント合わせが静かで早くて正確
- 防塵防滴機能付き
- コスパ抜群の単焦点レンズ
順番に解説していきます。
ちょうど良い画角で、どこでも使えるレンズ

フルサイズ換算値35mmなので、ポートレート(人物)から風景撮影まで、あらゆる状況で撮ることができます。
近寄って撮影すること(最短撮影距離が22cm)ができ、料理の写真を撮るときも、着席したまま写真を撮ることができるので、テーブルフォトを撮りたい方にもオススメのレンズです。
カルビー
観光や散歩で荷物を軽くしたいときには、X-E4とXF23mm F2 R WRの組み合わせで行くとが多いです。
軽くて小さいのでどこにでも持っていけるレンズ

缶コーヒー(190ml)よりも軽い重量で、わずか180gしかありません。全長も約5cmなので、気軽に持ち運びができます。

軽量コンパクトを謳っているミラーレスカメラ「FUJIFILM X-E4」にも似合うデザインとなっています。
ピント合わせが静かで早くて正確

ステッピングモーターと呼ばれる高速なオートフォーカスで、屋外・室内ともに使用していて、ピント合わせに迷うこともなく満足度は高いです。
防塵防滴機能付き
雨の中やほこりが舞う状況においても、防塵防滴機能付きなので、カメラの故障を防ぐことができます。
カルビー
急に天気が変わって雨が降ってきたとしても、カメラが壊れないという安心感のおかげで落ち着いて撮影できるようになります。
富士フイルムのミラーレスカメラの中では、【X-Tシリーズ,X-Hシリーズ,X-PROシリーズ】が防塵防滴機能を持ったカメラボディです。
コスパ抜群の単焦点レンズ
比較的リーズナブルなレンズで、新品は4万円台、中古品は3万円台で購入することができます。
『金属製、防塵防滴機能付き、開放F値2のレンズ』が、この価格で購入できるので、コスパ抜群です!!
XF23mm F2 R WRのデメリット
最短撮影距離で開放絞りF値2で撮ると写りが甘い

巷でもよく言われているのですが、撮影対象に寄って、開放F値の最短距離で撮ると滲むようなボヤけた写真になります。

最短距離付近で開放F値でシャープな写真を撮りたい方は、シャープに写したい方は「XF23mm F1.4 R WR」がオススメです。
XF23mm F1.4 R WRについて興味がある方は、こちらの記事「【購入レビュー】XF23mm F1.4 R LMは使いやすい画角で抜群の描写性能の神レンズ」を参考にしてみて下さい。

ただし個人的には、全てのF値においてシャープに写るよりも、『F値を変えたときに、写りが変わるレンズの味』として捉えています。
カルビー
個人的に、全てのF値においてシャープに写るレンズも良いですが、『開放F値の柔らかい写り』をする癖のあるレンズも好きです。
線が少し太い

描写性能は、クッキリはっきり写るレンズで、どちらかと言うと「力強い」印象です。
繊細な写りが好みの方は、カメラ本体側でシャープネスや色味の調整をすることをオススメします。
背景を完全にぼかすことは難しい

XF23mm F2 R WRを使って、背景ボケを作ろうとすると、かなり近づかないと背景を完全にボカすことはできません。
作例(撮影サンプル)





まとめ
富士フイルムのコンパクトプライムシリーズ【XF16mmF2.8 R WR,XF23mmF2 R WR,XF35mmF2 R WR】は、描写性能や色味はよく似た傾向です。
ですが、この3本のレンズでどれを買うか悩んだ時には、XF23mm F2 R WRが最もオススメです。
例えば、登山で広大な景色を写したいならXF16mm F2 R WR。景色の一部を切り取るスナップ撮影ならXF35mm F2 R WR。


具体的に撮りたい物が決まっていなかったり、いろんなものを撮りたい方は、オールラウンドに使いやすいXF23mm F2 R WRをオススメです!
- ちょうど良い画角で、どこでも使えるレンズ
- 軽くて小さくて携帯性に優れているレンズ
- ピント合わせが静かで早くて正確
- 防塵防滴機能付き
- コスパ抜群の単焦点レンズ
カルビー
このようなメリットがあり、5万円以内で購入することができるコストパフォーマンスに優れたレンズとなっていますので、ぜひ検討してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
旅行で荷物が増えるのが嫌だから「持って行くのはどうしようかなぁ」と悩むことがなくなるレンズです。