高コスパキットレンズ【FUJIFILM XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS】を作例つきで紹介します
2013年、富士フィルムのミラーレス機を初めて買った時に【X-E1】のキットレンズとして付いてきました。
その当時はNikonのフルサイズカメラを使用していましたが、キットレンズでも『ここまで綺麗に写るのか』と思い、富士フィルムにすぐに買い替えました。
それから9年経ちましたが、今でもレンズ交換ができないシーンでは、使用頻度が高いレンズです。
- 軽量コンパクト設計
- 開放F値2.8の明るさ
- 手ブレ補正機能
今回の記事では、XF18-55mmF2.8-4 R LM OISの良いところやイマイチなところを紹介していますので、レンズ選びの参考にしてください。
XF18-55mmF2.8-4 R LM OISの概要

XF18-55mmF2.8-4 R LM OISのスペック
| レンズフィルター | 58mm |
| 焦点距離 | 18mm-55mm |
| 開放絞り | F2.8 |
| 最小絞り | F22 |
| 最短撮影距離 | 30cm |
| 最大撮影倍率 | 0.15倍(T端) |
| 最大径×長さ | 65mm×70.4mm 65mm×97.9mm |
| 重量 | 310g |
| フィルターサイズ | 58mm |
付属品
- レンズフロントキャップ
- レンズリアキャップ
- レンズフード
- ラッピングクロス
X-PRO2にXF18-55mmF2.8-4 R LM OISを装着した様子


素材に金属が使われているので、高級感があります。


XF18-55mmF2.8-4 R LM OISの機能性
走り回る子供は、X-PRO2だとAFは厳しいですが、少し動いているぐらいなら十分撮れます。X-T4やX-H1なら、よりシャッターチャンスを逃しにくくなります。
XF18-55mmF2.8-4 R LM OISの良い点
軽量コンパクト設計

18-55mm(35mm換算値27-84mm相当)のF2.8始まりの標準ズームでありながら、重量は310gという軽量設計。
鏡筒が太くないので、スッキリとしたデザインでどんなXマウントのカメラにも合わせやすいです。
ワイド側(W端)開放F値2.8の明るさ

ワイド側(18mm)に限定されるが、開放F値2.8の標準ズームレンズが数万円で手に入れることができるのは、コスパ抜群です。
3.5段手ブレ補正機能付き
もちろん、現在ではより強力な手ブレ補正を備えたレンズも登場していますが、手ブレ補正のないレンズを使うと、拡大時にわずかなブレが気になることがあります。
やはり、手ブレ補正の“ある・なし”では仕上がりに大きな差が出ます。
XF18-55mmF2.8-4 R LM OISがイマイチな点
単焦点レンズには写りが敵わない
等倍まで拡大すると、単焦点レンズとの違いが出てくるのですが、拡大しなければ差が分からないレベルの写りです。
なので、等倍鑑賞をしない、大きく引き伸ばさない方にはおすすめのレンズとなります。
もし、単焦点レンズってどんな写りなんだろう?と気になる方はこちらの記事を参考にしてみてください。

絞りリングのクリック感が軽く、無限に回る

レンズには絞りリングが付いていますが、撮影中に気づかないうちに回転してしまい、F値が変わっていることがあります。
撮影時に確認すれば防げるものの、シャッターチャンスが突然訪れる場面では難しいため、もう少しクリック感が固いと嬉しいところです。
また、絞りリングが無限に回ってしまう仕様のため、開放絞りや最小絞りの位置でストップしてくれると、操作性や高級感がさらに増すと感じました。
作例(撮影サンプル)







等倍鑑賞しなければ単焦点レンズに匹敵するぐらい美しい描写を表現してくれます。
まとめ
広角27mmから中望遠84mm(35mm換算値)までカバーすることができるので、旅行などのレンズ交換がしにくいシーンにはぴったりのレンズです。
レンズ交換が苦にならない方や、すでにレンズ資産をたくさん持っている方だと使用頻度は下がってしまうかもしれません。
逆に、Xマウントの所有レンズが少なめの方に特におすすめです。
まずはこのレンズで、富士フィルムの『色』を味わって満足できたら、単焦点を追加してみてはいかがでしょうか。
新品のレンズ単品価格だと割高に感じますが、メルカリは中古であれば三万円台で手に入れることができます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
