X-PRO2をいまさら買っても大丈夫?9年経っても手放せない3つの理由【レビュー記事】

「FUJIFILM X-PRO2」は2016年に発売されたにもかかわらず、いまでも多くの人が使っているカメラです。
私も発売された翌年に購入し、2025年現在も愛用中です。
後継モデルであるX-PRO3や他の高機能モデルがたくさん発売される中、私がそれでも「X-PRO2」を使い続けている理由があります。
この記事では、2025年の最新のカメラと比較しながら、「X-PRO2」のレビューを行っていきたいと思います。

X-H2,X-T5,X-S20なども使ってきたので、新しいモデルとの違いも紹介していきます。
FUJIFILM X-PRO2と合うレンズを探している方は「【2025年度版】『富士フイルム Xマウントレンズ』おすすめ10選|作例紹介付き」
富士フイルムのカメラ選びでお悩みの方は、まとめ記事【2025年度版】『富士フイルムの人気ミラーレスカメラ徹底比較』を参考にしてください。
X-PRO2の外観

X-PRO2は、レトロなフィルムカメラのような外観です。
実際に外で持ち歩いていると、フィルムカメラと間違えられることも結構あります。

カメラの上には、ISO感度やシャッタースピード、露出補正を調整するダイヤルがあります。
このダイヤルはカメラの設定を細かく調整するためのもので、最初は少し難しく感じるかもしれませんが、「操作が難しそうだな…」と気にする必要はありません。
X-PRO2にも、カメラが自動で最適な設定を選んでくれる「オート撮影モード」があるので、カメラの知識がなくても簡単に写真を撮ることができるので安心してください。

ボタンはしっかりとした押し心地で、クリック感もあるので、操作性は問題ありません。
X-PRO2のスペック
型番 | FUJIFILM X-Pro2 |
有効画素数 | 約2,430万画素 |
撮影素子 | APS-Cサイズ |
記録メディア | SD,SDHC,SDXCカード |
レンズマウント | FUJIFILM Xマウント |
手ブレ補正 | 手ブレ補正機能付きレンズで対応 |
OVF | 電子式ブライトフレームファインダー 撮影範囲フレーム視野率約92% ファインダー倍率約0.36倍/約0.60倍 |
EVF | 0.48型TFTカラー液晶ファインダー 約236万ドット |
液晶モニター | TFTカラー液晶モニター 約162万ドット |
動画 | 4K動画対応 |
ワイヤレス機能 | スマートフォンへの画像送信 |
充電式バッテリー | NP-W126S |
標準撮影枚数 | 約250枚 |
寸法 | (幅)140.5mm×(高さ)82.8mm ×(奥行き)45.9mm |
質量 | 約495g |
動作環境 温度 | -10℃~+40℃ |
X-PRO2にXマウントレンズを装着

X-PRO2は、XF35mm F1.4 Rなどのコンパクトなレンズがよく似合います。

街中で大きなカメラを持ち歩くと、周囲の視線が気になって恥ずかしいと感じることもありますが、X-PRO2とコンパクトなレンズとの組み合わせならオシャレなアイテムとして持ち運ぶことができます。

もちろん、X-PRO2は運動会などに適した望遠レンズを装着することもできます。
X-PRO2の良い点
続いては「X-PRO2」のメリットについて紹介していきます。
- 所有欲を満たす高級感のあるマグネシウムボディ
- 安心のデュアルスロット採用
- X-PROシリーズ独自の「ファインダー」が楽しい
所有欲を満たす高級感のあるマグネシウムボディ
X-PRO2のボディは金属製で、強度や耐衝撃性に優れています。
金属製の特徴として、手に持ったときのずっしりとした重さが、上質な高級感を感じさせてくれます。
「金属製だと重そう」と思うかもしれませんが、実際の重さは495gと、一般的な一眼レフカメラに比べるとかなり軽いです。

富士フイルムのXシリーズの中でも「X-PRO2」は、特に質感が優れているカメラです!
安心のデュアルスロット採用

X-PRO2は2枚のSDカードを挿入することができます。
1枚目のSDカードがいっぱいになっても、カードを交換せずに2枚目のSDカードに撮影データを保存することができます。
さらに、2枚のSDカードを同時に使う機能で、万が一1枚のカードが故障した場合でも、もう1枚にバックアップが残るため、大切な写真を失う心配が減ります。
また、2枚のSDカードに異なる種類のデータを保存することも可能です。例えば、1枚目のSDカードに「RAWデータ」を、2枚目のSDカードに「JPEGデータ」を保存すれば、データ管理がしやすくなります。
- RAWデータ: 撮影後に色味や明るさなどを調整できる高品質な画像データです。編集が可能なので、後から写真を細かく加工したい場合に便利です。
- JPEGデータ: 圧縮されており、そのまますぐに使える画像です。撮影後すぐにSNSにアップしたり、印刷したりしたいときに役立ちます。
X-PROシリーズにしかない「ファインダー」が楽しい
X-PROシリーズの最大の特徴が『アドバンストハイブリッド・マルチビューファインダー』です。
アドバンストハイブリッド・マルチビューファインダーとは…
- EVF(電子ビューファインダー)
- OVF(光学ファインダー)
- ERF(エレクトロニックレンジファインダー)
上記の3種類のファインダーを瞬時に切り替えることができる機能です。
OVF(光学ファインダー)

X-PRO2は、光学ファインダーを通して見ると、ガラス越しの景色がそのまま見えます。
ピントの確認ができないのですが、3種類のファインダーでもっとも自然な見え方です。

散歩やスナップ撮影など、ピントを厳密に求めないシーンに最適です。
EVF(電子ビューファインダー)

EVF(電子ビューファインダー)は、0.48型の画面で約236万ドットの解像度で、露出の明るさやピントを確認することができるファインダーです。
0.48型の画面サイズは少し小さいと感じるかもしれませんが、視線をわずかに動かすだけでファインダーの四隅を見渡せるため、個人的には適切なサイズだと感じます。

3種類のファインダーの中で最も使用頻度が高いのはEVF(電子ビューファインダー)です。
ERF(エレクトロニックレンジファインダー)

ERF(エレクトロニックレンジファインダー)は、光学ファインダー(OVF)と電子ビューファインダー(EVF)を同時に表示するモードです。
具体的には、光学ファインダーの画像に加えて、右下に小さなEVFが表示されます。
光学ファインダー(OVF)ではピント調整ができないという欠点がありますが、この小さなEVFを使うことで、ピントが合っているかどうかを確認できるようになります。
X-PRO2のファインダーは視度調整機能付き

X-PRO2には、使う人の視力に合わせてファインダーの見え方を調整できる『視度調整機能』が搭載されています。
これは、メガネをかけている方や裸眼の方にとってとても便利な機能です。
メガネの度数が変わったり、目が悪くなった場合でも、視度補正ダイヤルを調整することでファインダーの画像を鮮明に見ることができます。
この機能は、前のモデルのX-PRO1には搭載されていなかったため、多くのユーザーから待望されていた新機能といえます。カメラを長く使い続けたい方にとって、とても心強いアップデートですね。
X-PRO2の気になる(イマイチな)点
- 最新モデルと比較するとAF(ピント合わせ)が遅い
- バッテリーが1日持たない
- 背面モニターが固定式
最新モデルと比較するとAF(ピント合わせ)が遅い
X-PRO2のピント合わせは最新モデルと比べると少し遅いです。特に、動きの速い子供を撮影する時にピントを合わせるのが難しく感じるかもしれません。
もし、運動会やスポーツ撮影の際はX-H2やX-S20などの新しいモデルをお勧めします。

『X-PRO2』は、動きのある被写体を積極的に撮影するためのカメラというよりは、自分のペースでじっくりと撮影を楽しむスタイルのカメラだと考えています。
バッテリーが1日持たない
一人で散歩しながらのスナップ撮影では問題ありませんが、撮影枚数が多くなる旅行だと、X-PRO2のバッテリーでは一日持たないことがあります。
具体的に言うと、朝から撮影を始めると昼過ぎにはバッテリーが切れてしまうことも(撮影可能枚数250枚)
X-PRO2のバッテリー自体は大きくないので、荷物にはならないのですが、理想を言えば一つのバッテリーで一日中持続してほしいところです。

旅行の際には予備バッテリーを準備するのがおすすめです。
背面モニターが固定式
X-PRO2の背面モニターは固定式となっています。
チルト式やバリアングル式の可動式モニターと比べると、地面すれすれの位置や頭上での撮影するときなど多少撮りづらさを感じることがあります。
また、固定式のモニターでは自撮り撮影も画面が見えないので結構苦労します。


もし、花などの撮影をメインに考えている方は、X-T5やX-M5といった可動式モニター搭載のカメラをおすすめします。
一方で、「たまにしか、そういった撮影をしない」という方には、X-PRO2も十分に対応可能です。X-PRO2にはスマートフォンとの連携機能があり、無線LANを使ってスマホをサブモニターとして活用できます。

スマホで構図を確認しながらスマホをリモコンとして操作して、いろんな角度から撮影することができる便利な機能です。
後継モデルX-PRO3との違い
後継モデルX-PRO3の方が全体的に優れているのですが、1点だけ注意が必要です。
それは、X-PRO2とX-PRO3のモニターの種類の違いです。
- 背面モニターが通常は隠れている特殊な設計
- 使用時は下方向に約180度開くチルト式モニター
背面モニターを隠すことで、ファインダーを覗いて撮影することに集中してほしいという富士フイルムの意図があります。

この特殊な仕様によって、ファインダーのみで撮影する方なら問題ないですが、モニターを見て撮影する方にとって、現在でも『X-PRO3』ではなく『X-PRO2』を選択する方が多くいます。
X-PRO2のメーカー修理受付終了(2024年6月)

2024年6月でX-PRO2のメーカー修理受付が終了してしまいました。
発売から約8年間で終わってしまうのは、少し寂しいですね。
X-PRO2を検討している方にとってメーカー修理が完了したカメラをあえて、買うかと言われると正直悩んでしまうと思います。
9年間故障なく使い続けることができたので、頑丈なカメラであることは間違いないのですが。
ただし、『修理がもう出来ない』と言うことではなく、故障箇所や状態によっては修理してくれる業者もあるようです。
例えば、カメラのキタムラでは、他社購入のカメラでも部品があれば修理対応できるケースがありますので、私もX-PRO2が故障した時には利用しようと考えています。
作例
photoshopや画像編集ソフト使用せず、全てJPEG撮って出しの写真になっています。
拙い写真ですが、参考にしていただければ幸いです。





まとめ
本記事では、「X-PRO2をいまさら買っても大丈夫?9年経っても手放せない3つの理由【レビュー記事】」について書きました。
- 所有欲を満たす高級感のあるマグネシウムボディ
- 安心のデュアルスロット採用
- X-PROシリーズしかない「ファインダー」が楽しい
- 最新モデルと比較するとAF(ピント合わせ)が遅い
- バッテリーが1日持たない
- 背面モニターが固定式
X-PRO2を使い始めて9年になりますが、それでも使い続けたくなる魅力があり、撮影が楽しくなるカメラです。
最近では、新品が販売されておらず、中古品が選択肢となりますが、状態の良いカメラがたまに出てくるので、「X-PRO2」が気になる方はぜひチェックしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。