悪天候でも大丈夫‼︎オールラウンダーな『FUJIFILM XF16mm F2.8 R WR』 広角単焦点レビュー(作例つき)
お散歩用・外食時の撮影用に「XF16mm F2.8 R WR」を購入しました。
富士フイルムには多くの広角レンズがラインナップされている中で、「軽量設計」「予算」「AFの早さ」を優先して、XF16mm F2.8 R WRを選択しました。
- コンパクト設計で小型軽量
- 防塵・防滴・−10℃の耐低温構造
- 高速AF・静音性が高い
- 最短撮影距離が17cmなので、寄って撮影できる
- 広角レンズ特有のパースペクティブ(遠近感)を生かした写真が撮れる
今回の記事では、「XF16mm F2.8 R WR」を実際に使ってみて感じたメリットだけでなく、イマイチな点についても紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
XF16mm F2.8 R WRの概要
XF16mm F2.8 R WRのスペックと付属品は以下の通りです。
XF16mm F2.8 R WRスペック
レンズ構成 | 8群10枚 |
焦点距離 | 16mm |
開放絞り | F2.8 |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 17cm |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
最大径×長さ | 60×45.4(mm) |
重量 | 155g |
フィルターサイズ | 49mm |
この中で特筆すべきポイントは、最短撮影距離とサイズ感です。
XF16mm F2.8 R WRの付属品
- レンズフロントキャップ
- レンズリアキャップ
- レンズフード
- ラッピングクロス
X-PRO2にXF16mm F2.8 R WRを装着した様子
XF16mm F2.8 R WRのメリット
XF16mm F2.8 R WRのメリットは5つです。
- コンパクト設計で小型軽量
- 防塵・防滴・−10℃の耐低温構造
- 高速AF・静音性が高い
- 最短撮影距離が17cmなので、寄って撮影できる
- 広角レンズ特有のパースペクティブ(遠近感)を生かした写真が撮れる
それでは、詳しく解説していきます!
コンパクト設計で小型軽量
重量はわずか155gで重さが全く苦にならず、旅行や散歩にぴったりなレンズです。
コンパクトなので、 2本目のレンズとして、ジャケットのポケットに入れて持ち運んでいいし、ミラーレスカメラX-E4に装着して、コンデジ並のサイズ感にしても良しな携帯性100点のレンズです。
XF16mm F2.8 R WRは富士フイルムのコンパクトプライムシリーズの1つです。現在、コンパクトプライムシリーズは4本ラインナップされています。
- XF16mm F2.8 R WR(本記事)
- XF23mm F2 R WR(レビュー記事はこちら)
- XF35mm F2 R WR(レビュー記事はこちら)
- XF50mm F2 R WR
防塵・防滴・−10℃の耐低温構造
富士フィルムのレンズは名前に「WR」と付くと、防塵防滴機能付きになります。
防塵防滴機能付きのレンズであれば、雪の日でも雨が降っても、カメラの故障を気にすることなく撮影できます。
2022年の冬は雪が多かったので、雪遊びに夢中になる子供をカメラの心配することなく、撮影することができました。
高速AF・静音性が高い
XF16mm F2.8 R WRは、ステッピングモーターと呼ばれるAF形式を採用し、静かで高速なピント合わせが可能になっています。
ピント合わせのスピードをXF35mm F1.4Rと比較すると、感覚的には1.2〜1.5倍ぐらい早くなっています。
最短撮影距離が17cmなので、寄って撮影できる
XF16mm F2.8 R WRは、最短撮影距離が17cmなので、かなり近づいて撮影することができます。
そのおかげで、椅子に座ったまま料理を撮影することができるので、旅行先や外食した時に活躍すること間違いなしのレンズです。
XF16mm F2.8 R WRは35mm換算値24mmなので、少し手を挙げて料理との距離を取ることができれば、一品だけでなく定食やコース料理などテーブル全体を撮影することができます。
広角レンズ特有のパースペクティブ(遠近感)を生かした写真が撮れる
XF16mm F2.8 R WRは35mm換算値24mmなので、広角レンズの種類に該当します。
レンズの種類 | 広角 | 標準 | 望遠 |
35mm換算値 | 35mm以下 | 50mm付近 | 75mm以上 |
広角レンズの特徴は、画角が広く、パースペクティブ(遠近感)のある写真を撮ることができます。
こちらの写真はパースペクティブ(遠近感)の効果を生かした写真で、手前の道幅は広く見え、離れていくにつれて、道幅が狭くなり、『奥行きを感じることができる写真』になっています。
XF16mm F2.8 R WRのイマイチな点
手ぶれ補正機能がない
XF16mm F2.8 R WRには、手ブレ補正機能は付いていません。
モニターで普通に確認するぐらいなら問題ないのですが、等倍(100%)鑑賞をすると微妙に手ブレを起こしてしまうことがあります。
魅力的な写真を撮るのが難しい
画角が広く、被写体が見切れることがないので、記録写真を撮るレンズとして完璧なのですが•••何も考えずに撮ると平凡な写真になってしまい、魅力的な写真を撮るのが難しいレンズです。
特に広角レンズでは、構図を工夫したり、アングルを変えるだけでガラッと印象が変わるので、望遠レンズよりも難しさを感じます。
作例(撮影サンプル)
photoshopや画像編集ソフト使用せず、全てJPEG撮って出しの写真になっています。
拙い写真ですが、参考にしていただければ幸いです。
まとめ
今回の記事ではXF16mm F2.8 R WRについて解説しました。
- コンパクト設計で小型軽量
- 防塵・防滴・−10℃の耐低温構造
- 高速AF・静音性が高い
- 最短撮影距離が17cmなので、寄って撮影できる
- 広角レンズ特有のパースペクティブ(遠近感)を生かした写真が撮れる
XF16mm F2.8 R WRは軽量コンパクト設計で、非常に汎用性の高いレンズです。
焦点距離は16mm(35mm換算値24mm)なので、被写体に近づいても体全体を撮影することができます。
1〜2歳の小さい子どもを持つ親にとっては、手を繋ぎながら撮影することができるので、非常に使い勝手の良いレンズとなっています。
さらにミラーレスカメラX-E4とXF16mm F2.8 R WRとの組み合わせであれば、軽量コンパクトなので負担が少なく、子どもの急な『抱っこおねだり』に対しても余裕で対応できます。
X-E4について気になる方は、【購入レビュー作例付き】軽量コンパクトな『FUJIFILM X-E4』毎日持ち歩きたくなる4つの理由という記事を参考にしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。