富士フイルム フィルムシミュレーション『ETERNA(エテルナ)』作例紹介
「ETERNA(エテルナ)」は、富士フイルムのミラーレスカメラに搭載されているフィルムシミュレーション。
どんな写りや色味をするのか気になる方も多いのではないでしょうか?
実際に使ってみた感想として、諧調が広くて、黒潰れしにくく、明暗の差が激しいシーンでも使いやすいフィルムシミュレーションという印象です。
この記事では、『いつでもどこでも使える』ETERNAの魅力を、具体的な作例やカスタム設定と共に紹介しています。
フィルムシミュレーション『ETERNA(エテルナ)』とは?
富士フイルムはカメラフィルムで有名ですが、実は映画にも使われるフィルムを作っていて、映画業界でもとても評価されています。
そして、フィルムシミュレーションの「ETERNA(エテルナ)」は、映画用フィルムをベースに作られたものです。
このような理由から、ETERNAは暗い部分から明るい部分まで、映画のような幅広い色の表現で写真を撮ることができるようになっています。
フィルムシミュレーションとは?
富士フイルムのミラーレスカメラには、まるでフィルムを替えるように写真の色味を変えることができる『フィルムシミュレーション』機能があります。
この機能を使えば、その日の気分や撮影する対象に合わせて、さまざまな色味の写真を撮影できます。
ユーザーの中には、この「フィルムシミュレーション」を理由に富士フイルムのミラーレスカメラを選んでいる方も多くいます。
以下に、フィルムシミュレーションの一例を紹介します。クリックすれば、作例付きの詳細な記事をご覧いただけます。
ETERNA(エテルナ)搭載機種
2023年12月時点で、ETERNA(エテルナ)が搭載されている機種は、10種類です。
2019年11月以降に発売されたモデルには搭載されています。
富士フイルムのおすすめミラーレスカメラについて知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
ETERNA(エテルナ)の色味・階調について
風景や建物撮りたくなるフィルムシミュレーション
このフィルムシミュレーションを使うと、青空が美しくくすんで、少しノスタルジックな雰囲気の写真が撮れます。
ダイナミックレンジの広さから、黒潰れしにくく、風景や建物を撮ることが多いです。
人物撮影は発色が落ち着いているので注意が必要
人物を撮影する際は、このフィルムシミュレーションが落ち着いた色味を出すため、子どもや女性を血色良く撮るのが少し難しいです。
特に、肌のトーンが暗くなる傾向があるため、明るく可愛らしい印象を出したい場合は、PROVIA/スタンダードなどの他のフィルムシミュレーションとの使い分けがおすすめです。
作例紹介
ここに掲載している画像は、編集せずに撮影したままのものです(JPEG撮って出し)。
実際に自分の撮影状況で「ETERNA(エテルナ)」を使ってみたいけど、まだ購入には踏み切れない……という方はカメラをレンタルする方法もあります。
こちらの記事でおすすめのレンタルサイトを紹介しているので、どうぞご覧ください。
おすすすめのカスタムフィルムシミュレーション
オススメのETERNA(エテルナ)カスタム設定
フィルムシミュレーションのカスタマイズを紹介している『FUJI X WEEKLY』という海外サイトを参考にカスタムしてみました。
フィルムシミュレーション:ETERNA(エテルナ)
ダイナミックレンジ:DR400
ハイライト:-1
シャドウ:+2
カラー:+3
ノイズリダクション:-4
シャープネス:0
明瞭度:-3
グレインエフェクト:強,小
カラークロームエフェクト:強
カラークロームエフェクトブルー:強い
ホワイトバランス:オートホワイト優先 赤:+4,青:-7
ISO感度:オート 上限6400
露出:+1/3〜+2/3(通常よりも)
まとめ
本記事では「富士フイルムフィルムシミュレーション『ETERNA(エテルナ)』作例紹介」について書きました。
映画用フィルムをベースに作られた「ETERNA(エテルナ)」は、落ち着いた発色と豊かな階調が特長です。
上記の機種であれば、フィルムシミュレーションの中にETERNAが搭載されています。
クラシックネガやクラシッククロームのようなコントラストの強いフィルムシミュレーションとは一味違う『濃淡の少ない儚(はかな)い感じ』を表現できるETERNA(エテルナ)を使ってみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。