富士フイルムのフィルムシミュレーションのETERNA(エテルナ)ってどんな感じか教えて欲しい!
2019年11月以降に発売されたカメラに搭載されたフィルムシミュレーションで、どんな写りをするのか気になる方も多いと思います。
使ってみた感想として、ETERNA(エテルナ)は諧調が広くて、黒潰れしにくく、明暗の差が激しい状況でも使えるフィルムシミュレーションです。
今回の記事では、ETERNA(エテルナ)を使った作例、エテルナのカスタム設定などを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
フィルムシミュレーションの『ETERNA(エテルナ)』とは?

「富士フイルム」といえばカメラフィルムが有名ですが、実は映画用フィルムも商品化されています。映画用のフィルムとしても、シネマ業界をリードするほどの高い評価を得ています。
そして、映画用フィルム「ETERNA(エテルナ)シリーズ」をベースにして作られ、シャドーからハイライトまで幅広い階調で映画用フィルムの色を再現されているのが、フィルムシミュレーションのETERNAです。
フィルムシミュレーションとは?
富士フイルムのミラーレスカメラで『フィルムを替えるように、写真の色味を変えることができる機能』がフィルムシミュレーション。
その日の気分や撮影対象によって、フィルムシミュレーションを選択して、色んな色味の写真を撮影することができるので、
「フィルムシミュレーション」を使いたいから、富士フイルムのミラーレスカメラを選んでいるユーザーさんはたくさんいます。
以下がフィルムシミュレーションの一例です。クリックすると作例付きの記事を見ることができます。
ETERNA(エテルナ)搭載機種
2022年6月時点で、ETERNA(エテルナ)が搭載されている機種は、7種類です。
2019年11月以降に発売されたモデルには搭載されています。
ETERNA(エテルナ)の色味・階調について
落ち着いた発色と豊かなシャドウトーンが特徴なので、黒潰れしにくい印象。色味として、青みが抑えた発色をしています。
風景や建物撮りたくなるフィルムシミュレーション

青い空が良い感じにくすみ、ダイナミックレンジ広いから、黒潰れしづらいので、風景や建物を撮ることが多いです。
人物撮影は発色が落ち着いているので注意が必要

発色が落ち着いているので、子どもや女性を明るく撮るのは難しい。明るい印象で可愛く撮るなら、PROVIA/スタンダードなどのフィルムシミュレーションがオススメです。
作例紹介
編集せずにそのままの画像(JPEG撮って出し)を載せています。










オススメのカスタムフィルムシミュレーション
オススメのETERNA(エテルナ)カスタム設定
フィルムシミュレーションのカスタマイズを紹介している『FUJI X WEEKLY』という海外サイトを参考にカスタムしてみました。
フィルムシミュレーション:ETERNA(エテルナ)
ダイナミックレンジ:DR400
ハイライト:-1
シャドウ:+2
カラー:+3
ノイズリダクション:-4
シャープネス:0
明瞭度:-3
グレインエフェクト:強,小
カラークロームエフェクト:強
カラークロームエフェクトブルー:強い
ホワイトバランス:オートホワイト優先 赤:+4,青:-7
ISO感度:オート 上限6400
露出:+1/3〜+2/3(通常よりも)





まとめ
落ち着いた発色と豊かな階調なのがETERNA(エテルナ)の特長です。
- X-H2
- X-H1
- X-PRO3
- X-T4
- X-S10
- X-T30ⅱ
- X-E4
上記の機種であれば、フィルムシミュレーションの中にETERNAが搭載されています。
クラシックネガやクラシッククロームのようなコントラストの強いフィルムシミュレーションに飽きてしまった方には、『濃淡の少ない儚(はかな)い感じ』を表現できるETERNA(エテルナ)を使ってみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。