【購入レビュー】FUJIFILM XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR|作例紹介つき
子どもが幼稚園に入園し、ついに初めての運動会。
気合を入れて、「XF70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR」 を購入しました。
その後、お遊戯会、旅行などに使用して感じた良い点、イマイチな点も含めて、レビューしていきます。
高倍率ズームにもかかわらず、富士フイルムらしいキレイな発色で高解像度です.
富士フイルムのXマウントってどんなレンズがあるのか気になる方は「【2023年度版】『富士フイルム Xマウントレンズ』おすすめ10選|作例紹介付き」を参考にしてみてください。
XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRの概要
XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRの外観
外装は艶のある黒色で高級感があります。
高倍率ズームレンズですが、レンズのフィルターサイズは67mmで小さめ。
ズームリングが太めなので、回しやすいです。
絞りリングが備わっているので、レンズ側で絞り値(F値)の調整が可能。
XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRスペック
レンズ構成 | 12群17枚 |
焦点距離 | 70-300mm |
開放絞り | F4-5.6 |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 0.83m |
最大撮影倍率 | 0.33倍(T端) |
最大径×長さ | 75mm×132.5mm(W端) 75mm×205.5mm(T端) |
重量 | 580g |
フィルターサイズ | 67mm |
XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRの付属品
付属品は以下の4つです。
- レンズフロントキャップ
- レンズリアキャップ
- レンズフード
- レンズラッピングクロス
富士フイルムのミラーレスカメラに装着した様子
X-PRO2に装着すると、少し大きく感じますが、高倍率ズームとして考えると問題なしです。
コンパクトなミラーレスカメラFUJIFILM X-E4に装着すると、レンズの方に重心が傾き、アンバランスになるので外付けグリップがあると良い感じ。
XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRの良い点
「XF70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR」の良い点を5つ紹介します。
- 富士フイルムらしい色乗りの良い写真が撮れる
- AFの精度・スピードが早い
- コンパクト・軽量で使い勝手が良い
- 雨が降っても使うことができる
- 持ち運び時にズームが伸びない
富士フイルムらしい色乗りの良い写真が撮れる
富士フイルムのカメラを使用する多くの方の理由は、「色乗りの良さ」ですよね。
「XF70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR」は、高倍率ズームレンズですが、富士フイルムらしい色乗りの良い写真を撮ることができます。
AFの精度・スピードが早い
「XF70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR」を運動会で使用したのですが、撮影した画像を確認してみると、ダンスはほぼ100%、徒競走も90%近くの写真はピントが合っていました。
X-PRO2で臨んで、AFの正確性を実感することができたので、より被写体への追従性が高い【X-PRO3,X-T4,X-T30Ⅱ,X-E4,X-S10】であれば、屋外での運動会で困るシーンは少ないでしょう。
コンパクト・軽量で使い勝手が良い
35mm換算で105-450mmの範囲をカバーしながらも、重量はわずか580gと軽量で使い勝手が良いです。
しかも解像度が高く、色の再現も優れているため、PCで画像を拡大しても、その美しさは変わりません。
雨が降っても使うことができる
「XF70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR」は防塵防滴機能がついています。
カメラを使う上で、雨が降ってきた時にも気にせずに使えるというのは非常に心強いです。
持ち運び時にズームが伸びない
持ち運び時に自重でズームレンズが伸びてしまうことありますよね。
特に高倍率ズームレンズで起きやすく、知らない間にレンズが伸びて、子どもに当たったら非常に危ないです。
このレンズにはズームロックが付いているので、持ち運び時にはロックすれば、レンズが伸びることもなくなります。
XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRのデメリット
「XF70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR」のデメリットのイマイチな点(デメリット)について紹介します。
- ボケが気になることがある
- レンズフードが長い
ボケが気になることがある
年輪ボケ・二線ボケが出ることがあり、被写体の背景がザワつきが気になるシーンがあります。
レンズフードが長い
せっかくコンパクトなサイズ感で仕上がっているのに、レンズフードが長いです。
設計上、仕方がないことかもしれませんが、もう少し短いものだと嬉しかったです…。
そのため、基本的にはレンズフードを外して撮影しています。
他にどんなXマウント用の望遠レンズが気になる方は、以下の記事がおすすめです。
タムロンの18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)と比較
望遠ズームレンズを購入する際に、「XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR」と「タムロンの18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)」のどちらを購入するか悩まれる方は多いのではないでしょうか。
- 広角域から望遠域まで全て対応できる
- レンズ交換しづらい環境で使用する方(山登りやアウトドア)におすすめ
- 富士フイルムらしい色乗りの良さ
- 暗い撮影環境でのAF(ピント合わせ)の精度・スピード
明るい環境でのAF(ピント合わせ)の精度・スピードは、2つのレンズともに大きな違いはありませんが、夕方の室内など暗い環境であれば、XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRの方が有利です。
作例紹介
まとめ
今回の記事では、「XF70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR」をレビューしました。
実際に使ってみた感じた良い点は以下の通り。
- 富士フイルムらしい色乗りの良い写真が撮れる
- AFの精度・スピードが早い
- コンパクト設計で軽量
- 防塵・防滴構造
- ズームロックスイッチ付き
子どものお遊戯会では主に動画撮影としてこのレンズを使用し、大満足の動画を撮影することができました。
その結果として、幼稚園が販売するお遊戯会の(値段高い&出番少ない)DVDは買わずに済みました。
XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRは決して安価なレンズではないですが、カメラの作りや性能、撮れる写真を考慮すると、本当に購入して良かったレンズです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。