【富士フイルム】Xマウントのおすすめ望遠レンズ10選紹介
富士フイルムのミラーレスカメラに興味がある、もしくはすでに愛用している方で、望遠レンズの選び方に迷っていませんか?
そこで、今回は富士フイルム歴10年の経験を活かして、Xマウントの望遠レンズについて紹介していきます。
- スポーツ観戦や子供の運動会で使いたい
- ディズニーランドの思い出作り
- 背景をボカした写真を撮りたい
- 野鳥を撮りたい
このような方に向けて本記事を書きました。
本記事を読むことによって、一通りXマウント用望遠レンズを網羅できるようになっているので、ぜひレンズ選びの参考にしてみてください。
いち早くXマウントのレンズ紹介が見たい方はこちらをクリックしてください。(レンズ紹介まで飛べます)
- 富士フイルムのミラーレスカメラについて
- 富士フイルム(FUJIFILM)のレンズの特徴
- レンズの機能と表記
- Xマウント望遠レンズまとめ
- Xマウント用おすすめ望遠レンズ10選
- おすすめ望遠レンズ①|XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR
- おすすめ望遠レンズ②|XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
- おすすめ望遠レンズ③|XC50-230mm F4.5-6.7 OIS II
- おすすめ望遠レンズ④|XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
- おすすめ望遠レンズ⑤|XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR
- おすすめ望遠レンズ⑥|XF56mm F1.2 R
- おすすめ望遠レンズ⑦|XF56mmF1.2 R WR
- おすすめ望遠レンズ⑧|XF90mm F2 R LM WR
- おすすめ望遠レンズ⑨|タムロン18-300mm F3.5-6.3Di III-A VC VXD
- おすすめ望遠レンズ⑩|SIGMA 56mm F1.4 DC DN
- シーン別おすすめ望遠レンズ
- まとめ
富士フイルムのミラーレスカメラについて
現在、富士フイルムのミラーレスカメラは大きく分けると「Xシリーズ」「GFXシリーズ」の2種類があります。
- 小型・軽量かつ『高画質』を追求したのが「Xシリーズ」
- 写真の画質を最大限追求したのが「GFXシリーズ」
シリーズ名 | Xシリーズ | GFXシリーズ |
画質 | 良い | 最高 |
携帯性 | コンパクト | 大きい |
カメラ価格 | 約10万円〜 | 約40万円〜 |
ユーザー層 | 初心者〜 プロ写真家 | プロ写真家 |
この記事は、カメラ初心者〜アマチュアの方に向けて書いているので、今回は富士フイルムのXシリーズ用の望遠レンズについて紹介しています。
富士フイルム(FUJIFILM)のレンズの特徴
それでは順番に紹介していきます。
富士フイルムのXマウント用レンズは軽量・コンパクト
富士フイルムのXシリーズは、高画質と携帯性を両立したイメージセンサーを採用しています。(センサーサイズについて詳しく知りたい方はこちらの記事がオススメです。)
そのため、カメラ本体だけでなくレンズも小型化することができます。
一般的に、望遠レンズやF値の小さなレンズは大型化されることが多いのですが、Xマウントのレンズなら持ち運びしやすいサイズ感になっています。
富士フイルムのレンズで撮った写真は色がキレイ
富士フイルムのミラーレスカメラの特徴は「写真の色味の良さ」です。
木々の緑や子供の肌の質感など非常に美しく表現することができます。
通常、写真編集ソフトを使って、色味を濃くしたり自分好みの色味に編集作業が必要になることが多いのですが、富士フイルムのミラーレスカメラなら”そのままの写真”を使うことができます。
富士フイルムのレンズは、肌の質感や色味を忠実に表現することができます。
富士フイルムのレンズは絞りリングが付いているモデルが多い
富士フイルムの多くのレンズは、絞り(F値)を調整する絞りリングが付いています。
レンズの絞りリングをカリカリと回転させて、背景をぼかしたり、シャープに写したり直感的な操作を楽しむことができます。
撮影前に絞り値を確認できるという機能的なメリットだけでなく、『自分でカメラを操作している感覚』があり、写真撮影を楽しくしてくれます。
「絞りリングを触ったりするのは難しそう…」と感じるかもしれませんが、一週間もすればすぐに使いこなせるようになります!
レンズの機能と表記
レンズを選ぶ上で、レンズ名の表記はとても重要です。
富士フイルムの交換レンズには、以下のような英語表記がされています。
- R・・・絞りリング
- LM・・・リニアモーター
- OIS・・・手ブレ補正機能
- WR・・・防塵防滴機能
レンズ名の表記①R(絞りリング)
富士フイルムのレンズ表記「R」は、絞りリング付きのレンズであることを表しています。
レンズ名の表記②LM(リニアモーター)
富士フイルムのレンズ表記「LM」は、AF(ピント合わせ)用の部品にリニアモーターが使われていることを表しています。
リニアモーターを使うことで静かで高速で正確なAFを行うことができるので、運動会やスポーツイベントなどでは「LM」が付いているものから選ぶと良いでしょう。
動画撮影をしたい方にとっては「LM(リニアモーター)」は重要なポイントです。
レンズ名の表記③OIS(手ブレ補正機能)
富士フイルムのレンズ表記「OIS」は、手ブレ補正機能付きのレンズであることを表しています。
写真を撮る上で、手ブレ補正機能はとても大切なのですが、
最近の富士フイルムのミラーレスカメラは、手ブレ補正機能が付いたモデルが多く、レンズ側の手ブレ補正機能はそれほど気にしなくても問題ありません。
レンズ名の表記④WR(防塵防滴機能)
富士フイルムのレンズ名に「WR」が付いているレンズは、防塵防滴機能付きです。
防塵防滴機能の付いたカメラボディと組み合わせることによって、雨や埃の舞うシーンでも安心して撮影することができます。
天気が急変する時にも対応できるので、山登りやアウトドアが趣味な方にオススメのレンズです。
Xマウント望遠レンズまとめ
Xマウント用おすすめ望遠レンズ10選
富士フイルムのミラーレスカメラに装着できる『Xマウント用おすすめ望遠レンズ』は以下の10本です。
おすすめ望遠レンズ①|XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR
「XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR」 は、換算値105mmから450mm相当(35mm換算値)まで撮影することができます。
サイズ75mm×132.5mm、重さ580gなので、望遠レンズの中では比較的コンパクトなモデルです。
レンズのフィルター径は67mmです。
高倍率ズームレンズでありながら、富士フイルムらしい色乗りの良い写真を撮ることができます。
薄暗い状況でも素早く正確にピント合わせが可能なので、朝から夜までの1日を通して安心して使うことができるレンズです。
- 富士フイルムらしい色乗りの良い写真が撮れる
- AFの精度・スピードが早い
- 手ぶれ補正機能付き
- コンパクト設計で軽量
- 防塵・防滴構造
- ズームロックスイッチ付き
競技場から体育館などの屋内まで幅広いシチュエーションで使いたい方におすすめです。
こちらのレンズが気になる方は「【購入レビュー】FUJIFILM XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR|作例紹介つき」を参考にしてください。
おすすめ望遠レンズ②|XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
「FUJIFILM XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR」は、焦点距離75mmから210mm相当(35mm換算)のF2.8通しの望遠ズームレンズです。
「XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」は、圧倒的な描写性能から巷では「神レンズ」と呼ばれています。
焦点距離が短いので、鳥の撮影や競技場での撮影には向かず、ポートレート(人物)撮影や狭い運動場(幼稚園など)での撮影シーンで活躍するレンズです。
サイズは82.9mm×175.9mm、重量は995gなので、正直大きくて重たいです…
ですが、「FUJIFILM XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR」で撮った写真は色乗りが良くてシャープな写りをします。
自分の撮影レベルが上がったと勘違いしてしまいそうになる程、良く写るレンズです!
また絞りを開ける(F値2.8)と、ボケ感のあるふんわりとした柔らかい雰囲気で、人物や花などを撮ることができます。
- 単焦点並みの描写性能
- 解放F値2.8通しなので、明るくてボケを作りやすい
- AFの精度・スピードが早い
- 防塵・防滴構造
シャープに風景写真を撮りたい方やポートレート(人物)撮影をする方におすすめです。
関連記事:大三元レンズ|望遠ズーム「フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」レビュー【作例紹介付き】
おすすめ望遠レンズ③|XC50-230mm F4.5-6.7 OIS II
「XC50-230mm F4.5-6.7 OIS II」は、富士フイルム純正望遠レンズの中でもっともお値打ちに購入することができます。
焦点距離は75mmから345mm相当(35mm換算)なので、小学校などのグラウンドでも十分使用できる焦点距離です。運動会も大丈夫。
サイズは69.5mm × 111mm、重量は375gなので、望遠レンズの中でも非常に軽量なクラスです。
富士フイルムのXシリーズのレンズには、XFレンズとXCレンズがあります。
XCレンズの特徴として、コストカットによってXFレンズよりも安価で購入することができます。
具体的にコストカットされている部分で言うと……例えば、カメラ本体との装着部分であるマウント部の素材に違いがみられます。
F値を絞るとシャープにくっきりと写ります。
- コンパクト設計で軽量
- 明るいところでAFの精度・スピードが早い
- Xマウントの望遠ズームレンズの中で最もお値打ちに購入できる
- 手ぶれ補正機能付きで初心者の方も安心
お値打ちに購入したい方はこちらの記事「【コスパ最強】フジノンレンズ XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II購入レビュー」を参考にしてください。
おすすめ望遠レンズ④|XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
富士フイルムの超望遠ズームレンズ「XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR」です。
焦点距離は150mmから600mm相当(35mm換算値)。
サイズは94.8mm × 210.5mm(広角),x 270mm(望遠)、重量は1,375gです。
- 幅広い焦点距離に対応して撮影することができる
- 焦点距離600mm(35mm換算値)にもかかわらずコンパクト設計で軽量
- 手ぶれ補正機能付き
- 防塵・防滴構造
おすすめ望遠レンズ⑤|XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR
野生動物を画角に大きく撮りたいなら「XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR」がおすすめです。
焦点距離は35mm換算値225mmから900mm相当。
広角側が225mmなので、旅行やスナップ撮影には不向きなレンズで遠くのものを写すことに特化したレンズです。
サイズは99mmx314.5mm、重量は1,605g。
- 35mm換算値900mmまで撮影することができる
- 野生動物を撮影するのに向いている
- 手ぶれ補正機能付き
- 防塵・防滴構造
おすすめ望遠レンズ⑥|XF56mm F1.2 R
大口径レンズのボケ感のある写真を撮りたいなら「XF56mm F1.2 R」がオススメです。
現在は、「XF56mmF1.2 R WR」という後継モデルが販売されていますが、個人的に今でも大好きなレンズの1つです。
価格は税込8万円台、焦点距離は35mm換算値85mm相当。単焦点レンズなので、ズームすることができないレンズです。
サイズは73.2mm×69.7mmmm、重量は405gなので、持ち運びのしやすいサイズ感で使いやすいレンズです。
XF56mm F1.2 Rは『コッテリとした色表現』が特徴。
富士フイルムのXシステムの初期の頃のレンズが好きな方にはたまらない単焦点レンズです。
XF56mm F1.2 Rの良い点
・コッテリとした色味の写真が撮れる
・ボケを活かした写真が撮れる
・写真を撮っていて楽しさを感じるレンズ
関連記事「ポートレート撮影なら必須級レンズ!!『フジフイルム XF56mm F1.2 R』購入レビュー」
おすすめ望遠レンズ⑦|XF56mmF1.2 R WR
「XF56mm F1.2 R WR」は先ほど紹介したXF56mm F1.2 Rの後継モデルです。
- 最短距離70cm→50cm
- 絞り羽根も7枚→11枚|ボケが綺麗
- 防塵・防滴構造機能付き
サイズは79.4mm×76mmmm、重量は445gなので、XF56mm F1.2 Rよりも少しだけ大きくなっています。
焦点距離は85mm相当(35mm換算値)。
ポートレート撮影はもちろん、少し望遠気味のスナップ撮影も可能です。
2022年以降に発売されている単焦点レンズはどれも非常にシャープで写りの良いレンズで「XF56mm F1.2 R WR」もそのうちの1つです。
関連記事:「【作例付き】XF56mm F1.2 R WR 購入レビュー|高画素対応の2代目ポートレートレンズ」
おすすめ望遠レンズ⑧|XF90mm F2 R LM WR
富士フイルムのポートレート用レンズといえば「XF90mmF2 R LM WR」です。
サイズは75mm×105mm、重量は540gです。サイズ感は350mL缶に近い大きさ。
焦点距離は135mm相当(35mm換算値)。
被写体を浮き出るような立体感のある写真を撮ることができます。
写りは富士フイルムのXシリーズの中でもトップクラスで、ピント面はかなりシャープです。
AF機構はLM(リニアモーター)を採用しているので、高速で正確なピント合わせが可能になっています。
動いている子供も余裕を持って撮ることができます。
- 被写体が浮き出るような立体感のある写真が撮れる
- とろけるようなボケ表現できる
- 防塵・防滴構造機能付き
関連記事「XF90mmF2 R LM WR購入レビュー|ポートレート撮影なら絶対手に入れたい大口径望遠レンズ」
おすすめ望遠レンズ⑨|タムロン18-300mm F3.5-6.3Di III-A VC VXD
「タムロン18-300mm F3.5-6.3Di III-A VC VXD 」はXマウント初の超高倍率ズームです。
焦点距離は27mmから450mm相当(35mm換算値)。
サイズは75.5mm×125.8mm、重量は620gなので焦点距離の幅広さから考えると、優れたサイズ感と言えるでしょう。
広角の風景撮影から望遠まで、何でも撮ることができる便利レンズです。
- レンズ交換できない環境でカメラを使う
- 事前にどんな距離感で撮れるのかわからないシーン
こんな時には、使い勝手の良い「タムロン18-300mm F3.5-6.3Di III-A VC VXD 」を使っています。
さらに最短撮影距離は15cmなので、簡易マクロ撮影も可能です。
- 超高倍率ズームで広角から望遠までなんでも撮れる
- 最短撮影距離15cmまで寄れる
- 手ぶれ補正機能付き
- 簡易防塵・防滴構造
関連記事:【購入レビュー】タムロン 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (富士フイルム用)|作例紹介付き
おすすめ望遠レンズ⑩|SIGMA 56mm F1.4 DC DN
「SIGMA 56mm F1.4 DC DN」は単焦点望遠レンズでもっともお値打ちに購入することができます。
焦点距離は85mm相当(35mm換算)
サイズは66.5mm × 59.8mm、重量はわずか280gで非常に軽量コンパクト化されたレンズです。
シグマのレンズの特徴として、非常にシャープな写りをするので、シャキッとしたキレのある写りが好みの方はぜひ検討してみて下さい。
- F1.4の大口径単焦点レンズで背景をボカしやすい
- コストパフォーマンスに優れている
- 軽量コンパクトで持ち運びしやすい
シーン別おすすめ望遠レンズ
シーン別でおすすめの望遠レンズを紹介していきます。
スポーツ観戦で使いたい
野鳥を撮りたい
子供の運動会で撮影の失敗をしたくない
ディズニーランドに持って行きたい
背景をボカした写真を撮りたい
まとめ
本記事ではXマウント用のオススメ望遠レンズについて書きました。
今回紹介した望遠レンズは以下の10本です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。