【購入レビュー】『FUJIFILM X-E4』毎日持ち歩きたくなる4つの理由|作例紹介付き
一眼レフカメラは持ってるけど、結局スマホのカメラで撮影をしていませんか?
一眼レフカメラは荷物になるので、出先には持って行かずに、クローゼットに保管したまま。そして、カメラの使い方を忘れてしまい、子どもの行事もスマホで撮影なんてことも…
今回の記事では、富士フイルムのミラーレスカメラ「X-E4」を実際に使ってみて感じた、良いところや悪いところをレビューしていきますので、ぜひカメラ選びの参考にしてみて下さい。
富士フイルムのカメラってどんなカメラがあるんだろう?と気になる方は、こちらの記事【2023年度版】『富士フイルムの人気ミラーレスカメラ徹底比較』を参考にしてください。
FUJIFILM X-E4の概要
FUJIFILM X-E4の外観
FUJIFILM X-E4のスペック
型番 | FUJIFILM X-E4 |
有効画素数 | 約2,610万画素 |
撮影素子 | APS-Cサイズ |
記録メディア | SD,SDHC,SDXCカード |
レンズマウント | FUJIFILM Xマウント |
手ぶれ補正 | 手ブレ補正機能付きレンズで対応 |
EVF | 0.48型TFTカラー液晶ファインダー 約236万ドット |
液晶モニター | TFTカラー液晶モニター 約162万ドット |
動画 | 4K動画対応 |
ワイヤレス機能 | スマートフォンへの画像送信 |
充電式バッテリー | NP-W126S |
静止画撮影可能枚数 | 約460枚 |
寸法 | (幅)121.3mm×(高さ)72.9mm ×(奥行き)32.7mm |
質量 | 約364g |
動作環境 温度 | 0℃~+40℃ |
FUJIFILM X-E4にXマウントレンズを装着
FUJIFILM X-E4のメリット
- 軽量・コンパクト設計
- X-Eシリーズ初のチルト式モニター初搭載
- シャッターフィーリング最高
- AF性能が優秀
軽量・コンパクト設計
重量はわずか364gで、大きさはiPhoneと同じぐらいの横幅と高さなので、小さめのカバンにも入ります。XF27mmF2.8 R WRと組み合わせると、約450gなので、500mLのペットボトルよりも軽量。
なので、カメラを使うか決まってない日でも『とりあえず持って行こう!』と持ち出し率が高いカメラです。
そもそも大きなレンズを付けるようなカメラではなく、ボディ本体がコンパクト設計なので、XF35mm F1.4Rのような大口径レンズよりもレンズ径が細い『コンパクトプライムシリーズ』がよく似合います。
コンパクトプライムシリーズは以下の4種類が販売されています。
※クリックするとレビュー記事に飛んでいきます。
- XF16mmF2.8 R WR
- XF23mmF2 R WR
- XF35mmF2 R WR
- XF50mmF2 R WR
シャッターフィーリング最高
富士フイルムのカメラが好きになる方は、写真を撮るただの道具じゃなくて、『ボディの質感』や『シャッターの感覚』もカメラ選びの判断基準にされていると思います。
もし、シャッター音が気になるシーンで使用する際には、シャッターモードを電子シャッターに設定することで、音無しでシャッターを切ることもできるので、電子シャッターとメカシャッターを使い分けています。
AF性能が優秀
瞳AFが正確で、被写体が動いてもピントを合わせ続けるので、ピントを外すことが少なくなりました。
9年振りにX-Eシリーズを購入したのですが、『AFの精度・スピード』の進化に感動。初代X-EシリーズのX-E1はAFが遅くて、動く被写体は諦めていたのですが、X-E4なら余裕で対応できます。
X-PRO2と比較しても、ピントが合う精度が格段によくなっています。
XF35mm F1.4Rはオートフォーカスが遅いと言われていますが、X-E4なら短時間でピントを合わせてくれます。
X-Eシリーズ初のチルト式モニター搭載
普段自撮りはしないので、購入当初、チルト式モニターを使う予定はありませんでしたが、今では使用頻度の高い機能です。
例えば、子どもの目線の高さで撮影したいときに、チルト式であれば90度モニタを動かせば、立ったままでも撮影することができます。
子どもの目線の高さで撮影することで、より子どもの可愛らしさが表現できるので、チルト式のモニタは非常に便利な機能です。
もし、FUJIFILM X-E4と組み合わせるレンズを迷っている方は「【2023年度版】『富士フイルム Xマウントレンズ』おすすめ10選|作例紹介付き」を参考にしてみてください。
FUJIFILM X-E4のデメリット
- 本体にボタンが少ない
- ボディ内手ブレ補正がない
- グリップが無くなった
- SDカードがシングルスロット
- 充電器(バッテリーチャージャー)がオプション
本体にボタンが少ない
X-E4の購入を迷う原因は、ボタンが少ないことが挙げられます。
従来のカメラと同じように使用するには、自分好みのカスタム設定が必要なので、フルオートでカメラ任せに撮影したい人には、オススメしないカメラです。
『X-E4は使う人を選ぶカメラ』って感じでしょうか。
X-E4がオススメな人は…
- 過去に一眼レフやミラーレスを使用したことがあり、既にカメラの知識を持っている人
- カメラ任せではなく、使いやすいカスタム設定に変更できる人
もし、自分で調べたり、説明書を読んでカスタム設定できる人なら、X-E4は本当にオススメのカメラです。
具体的なカスタム設定方法は、「おすすめカスタム設定【カメラ初心者向け】ファンクション設定編」や「おすすめカスタム設定【カメラ初心者向け】クイックメニュー編」を参考にして下さい。
ボディ内手ブレ補正がない
富士フイルムには優れた描写性能を持つレンズが数多くあるのに、手ブレ補正付きのレンズが少ないです。
ガッツリ動画撮影をしたい人なら、ボディ内手ブレ補正が付いたX-S10やX-T4を選んだ方が満足度は高くなります。
撮影の大半が写真で、動画はあまり撮らないという人にとって、X-E4は最適なカメラです。
グリップが無くなった
グリップが無くなったことで、凹凸がなくなり、少し掴みづらくなりました。
しっかり左手でレンズを支える『カメラの基本の持ち方』をすれば、カメラを落としそうになったことはありません。
もし片手で撮ることが多い人は、安定感を重視して、オプション品のグリップを追加購入してみてはいかがでしょうか。
グリップを装着することによる安定感よりも、携帯性が下がってしまうので、現在はグリップの購入は見送ってます。
SDカードがシングルスロット
X-PRO2はダブルスロットを採用しているので、ダブルスロットに慣れてしまい、シングルスロットだと心もとなく感じてしまいます。
他メーカーでも入門機から中級機はシングルスロットが多く、データが消失することは、ほとんどないのですが、欲を言えばSDカードが2枚入ると良かったかなと思います。
充電器がオプション扱い
X-E4を購入しても、充電器(バッテリーチャージャー)が付属してません。
充電するための付属品は、パソコンとカメラを繋ぐケーブルのみです。パソコンとカメラを接続することで、充電することができるのですが、10万円ぐらいするカメラなので、できれば標準仕様で付けて欲しかったと思います。
作例紹介
X-E4でJPEG撮って出しで撮影した写真を紹介していきます。
背景ボケについて気になる方は、【富士フイルム ミラーレスカメラ】背景をボカした写真を撮る4つのステップという記事を参考にしてみて下さい。
コンビナート夜景でもAFは問題なく使用することができました。
夜景撮影に興味をお持ちの方は、【富士フイルム X-E4】ゼロから教える『コンビナート夜景』オススメ設定&撮影方法を読んでください
品薄のX-E4を入手する方法
ご存じの通り、X-E4はすでに生産終了していて新品の入手は非常に困難です。
この状況を踏まえ、X-E4を手に入れるおすすめの方法は、マップカメラでの中古品購入です。
マップカメラは、カメラ販売店の大手の一つで、多くのカメラマニアにとっても信頼できる購入先です。
X-E4は人気の高さから、中古市場でもなかなか見つかりません。しかし、マップカメラでは、状態が良い中古品をLINE友だち限定で先行販売しています。
X-E4を求めている方は、この機会を利用してマップカメラのLINE友だちになることをお勧めします。
まとめ
9年ぶりにX-Eシリーズを使用してみましたが、本当に購入して良かったカメラです!
- 小型・軽量設計。
- オートフォーカスの精度・スピードの向上。
- チルト式モニタの採用。
- シャッターフィーリングが最高。
上記の中で、特に『オートフォーカスの精度・スピードの向上』は、満足度が高いです。
X-PRO2では瞳フォーカスは一応ありますが、精度が低くかったので使用することはありませんでした。
しかし、X-E4であれば、歩いている子どもに対して、瞳にピントを合わせ続けることができるようになり、シャッターチャンスを逃す機会・ピントを外す回数は大きく減りました。
操作面に関して、ボタン類は必要最小限に減りましたが、最初に時間をかけて、自分の使いやすいようにカスタムして、自分オリジナルの設定にすれば、快適な操作性で非常に使いやすいカメラとなります。
初めてX-E4を見た時は、エントリーユーザー(初心者)向けだと思っていたのですが、自分好みに設定をカスタマイズすることを考えると、『玄人向け』のカメラだったことに気づかされました。
もし、カメラ初心者さんでも、「おすすめカスタム設定【カメラ初心者向け】ファンクション設定編」や「おすすめカスタム設定【カメラ初心者向け】クイックメニュー編」を参考にしてもらえば、誰でも簡単にX-E4を快適に使うことができるので、参考にしてみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。